まさに大都市

東京はまさに大都市です。都市の規模と人口の対比を見た場合、東京よりも単位あたりの人口密度の高い都市は世界でも他にありません。つまり、東京はまさに世界最大の都市なのです。
日本に目を向けてみますと、総人口の実に10%が東京に集中しています。政治や経済、文化だけでなく、まさに東京は人の集まる日本の、そして世界の中心であると言えるのです。
人が集まる場所で求められる仕事は、おおよそ2タイプに分かれます。1つは娯楽関連の仕事。もう1つは衛生・看護関連の仕事です。当然ながら看護師は後者になります。
特に東京の場合、実際に患者さんと接する仕事以外にも、医療関連の研究所などがあるのて看護技術の研究・開発といった仕事もあります。こうした仕事は地方ではあまりありません。
それ以外にも様々なところで看護師が求められているので、どのような働き方をしたいのか、どのような仕事をしたいのかで職場を選ぶことができます。これもまた、地方では難しいことですね。
また、特に転職を目指す人にとっては、よけいなしがらみがないというメリットがあります。残念ながら、今の日本では特定の職場で長く勤めないというのはあまり良い印象を持たれません。実際は新たなステップに進むためのものであっても、周囲からは何か問題があって職場にいられなくなってしまったのではないかという印象を与えてしまいます。
知人が多いというのは悪いことではありませんが、例えば転職の時期や理由を周囲が知ってしまっている。こうしたケースは少なくないのですが、残念ながらこうした話は、あらぬ尾ひれをつけて広がっていくものです。
また、あなたがある特定の同僚や先輩が苦手だった場合、同じ地域で転職した場合、新たな職場でそうした人とまたいっしょになってしまう場合もあります。これでは、何のために転職したのだかわかりませんね。
人とのつながりをないがしろにするわけではありませんが、新しい職場で既に知っている人が多いと、あまり転職したという気分でもなくなってしまいます。
そういった意味では、知った人の少ない、あるいはいない場所で新たに仕事を求めるのも決して悪いことではありません。
仕事を求めている人にとっては有利なことが多い場所。それが東京です。様々な職場、様々なタイプの仕事。そして、まだ見ぬ新しい人たちとの出会い。
東京で仕事を見つけるということは、あなたにとって新たな看護師としてのステップの始まりであり、個人としてのあなたの新たな出発でもあります。

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